長年にわたり彼女を支えてきた所属事務所フォスタープラスも、今回の挑戦を全面的にバックアップしている。実力派俳優を数多く輩出してきた同事務所は、目先のタレントイメージの保全よりも、10年後、20年後を見据えた「大女優への脱皮」を優先した形だ。リスクを恐れず作品の質を最優先する姿勢は、芸能界全体からも高い評価を得ている。
また、日本映画の雄である東宝が配給・製作に関わる大型プロジェクトとして本作が動いている点も見逃せない。大衆娯楽作を得意とするメガスタジオが、あえてエッジの効いた尖った作品に広瀬すずを起用したことは、邦画界における大きな変革を象徴している。興行収入と芸術性の両立を目指す試みとして、業界関係者の注目が集中している。