学歴欄の1行目において、最も多いミスが「〇〇高校」という略称表記である。履歴書は公的な価値を持つ書類であり、略称の使用は認められない。必ず「〇〇高等学校」と正式名称で書くのが基本原則だ。
特に注意を払うべきは、学校の設置主体(公立・私立など)の明記だ。都道府県立の場合は「東京都立〇〇高等学校」や「神奈川県立〇〇高等学校」のように自治体名から記載する。市立であれば「〇〇市立〇〇高等学校」となる。一方で私立校の場合、「私立〇〇高等学校」と頭に「私立」を添えるのが正しい作法だ。運営法人名(学校法人など)まで書く必要はないが、「私立」の一言を抜かすだけで、雑な応募書類作成であるとの印象を与えかねない。
また、厚生労働省が推奨する様式や従来のJIS規格履歴書を使用する際、学歴の記載開始位置にもルールが存在する。1行目の中央に「学歴」と記し、2行目から小中学校の卒業年次、続いて高校の入学・卒業を時系列で列挙していく。年号の表記についても、和暦(令和・平成)か西暦(2026年など)のどちらかに文書全体で統一することが欠かせない。混在は採用担当者に読みづらさを与え、確認の手間を増やしてしまう。