盛り上がりを見せる一方で、関係者たちが熱心に取り組んでいるのが「野生のハシビロコウが置かれている現状」への啓発活動だ。アフリカ東部の湿地帯に生息する野生のハシビロコウは、生息地の破壊や密猟により個体数が減少しており、絶滅危惧種(VU)に指定されている。
掛川花鳥園では、ふたばちゃんの人気をきっかけにアフリカ現地の保全団体への寄付や、環境保護教育のワークショップを定期的に開催している。ただ「かわいい」「面白い」で終わらせず、来園者が地球規模の生物多様性や湿地環境の保全に目を向けるきっかけを作っているのだ。
グッズの売上の一部もこれら保護活動の支援金として充てられており、ファンが買い物を楽しむことがそのまま現地のハシビロコウを守るアクションにつながる循環が生まれている。