爆発的なヒットを記録した『五等分の花嫁』の中野二乃役は、竹達の演技的成熟を強く印象づけた。五姉妹の中で最も警戒心が強くトゲのある姿勢を見せていた二乃が、主人公に対して真っ直ぐな好意を寄せるようになる展開は、多くの視聴者を虜にした。
アフレコ現場の未公開裏話として、キャスト陣との掛け合いの中で「二乃の直線的な感情をどこまで素直に出せるか」を監督や音響監督と何度も突き詰めたというエピソードがある。照れ隠しの声の震えや、覚悟を決めた告白シーンでの強い口調の切り替えは、まさに長年の経験が結実した名演と言える。