アニメ、ゲーム、ストリートアート、インディーズ音楽。かつて一部のマニアックな層のものとされていたカルチャーは、いまや都市の魅力を決定づけるコア・コンテンツへと昇華した。渋谷PARCOが持つエッジの効いた感性をローカルの文脈へと巧みに翻訳・落とし込んでいる点が面白い。
特に目を引くのは、地元広島や瀬戸内エリアを拠点にする若手アーティストと、グローバルIP(知的財産)のコラボレーション企画だ。新進気鋭のイラストレーターが手掛ける限定グッズの販売日には、早朝から長蛇の列ができる。さらに訪日外国人の急増に伴い、日本独自のサブカルチャーを発信するフロアは連日国際色豊かな熱気に満ちている。買い物を楽しむだけでなく、写真を撮り、体験を世界へシェアする。そんな発信型消費の舞台として機能している。