2000年代後半の麻生内閣時代、連日のように激しいメディアの追及が続く過酷な政局の中にあっても、家庭内での彼女の佇まいは一貫して変わらなかったという。
報道・メディア業界のベテラン記者が明かす裏話がある。政権末期、連日の批判報道でピリピリしていた公邸内。スタッフや秘書官たちが緊張に包まれる中、彼女はいつも手作りの茶菓子を用意し、温かい声をかけ続けていた。「夫がどれほど外で厳しい戦いをしていても、家の中では安心できる空間を作る」。そのブレない姿勢が、過酷な政務をこなす夫の最大の支えとなっていたことは間違いない。