2026年の今年、リニューアルオープンを果たした「サンシャイン水族館」をはじめとする都市型水族館では、展示パネルに伝統的な漢字表記を大々的に取り入れる試みがブームとなっている。来館者からは「難読漢字クイズみたいで面白い」「漢字の意味を知ると、観察が何倍も深まる」と大好評だ。
例えば「鏡水母」。これは比較的傘が平らで、水面で鏡のように光を反射させる種類を指す古称だ。また、かつて伊勢湾周辺で呼ばれていた「水生(みずなま)」という表現もある。現代の生物学用語ではカタカナ表記が標準だが、かつての人々がクラゲの質感や動きをどのような言葉で捉えようとしていたのか、漢字の一文字一文字が教えてくれる。