しらほし姫の精神的な成長において、最重要人物となったのがモンキー・D・ルフィだ。タワーの中に閉じこもっていた彼女を外の世界へと連れ出し、「泣き虫」と呼びながらも一人の対等な友人として接したルフィの存在は、彼女の固く閉ざされた心を解き放つ原動力となった。
魚人島での危機に際し、巨船「約束の舟ノア」の落下を食い止めるため二人が見せた絆は象徴的だ。ルフィが自らの身体を張って舟を壊そうとした瞬間、無意識に海王類を呼び寄せたしらほし姫の覚醒。「いつか本物の太陽の下を歩く」という永遠の約束がそこに宿る。王道冒険ファンタジーの真骨頂と言えるこのドラマは、最終決戦で二人が再会した際に、より大きなスケールで結実するはずだ。