壁面演出のクオリティを格段に引き上げるためには、使用する「素材のレイヤード(層分け)」がポイントになる。紙だけに頼らない異素材ミックスの表現テクニックをいくつか紹介しよう。
まずおすすめしたいのが、梱包材として身近なエアキャップ(プチプチ)とオーガンジー生地の組み合わせだ。プチプチの裏側から水彩絵の具で色付けをすると、表面の気泡が光を乱反射させ、まるでシロップが染み込んだ氷の粒のような透明感が生み出される。その上に薄手のオーガンジーをふわりと被せることで、冷気や霧を思わせる幻想的なニュアンスを表現できる。
器の部分には、クラフト紙や竹ザル、あるいはペーパーストローを格子状に編み込んだ素材を使うと、一気に本格的な和の風情が醸し出される。視覚だけでなく「質感の対比」を意識することが、プロっぽい仕上がりを実現する近道だ。