のし袋を包んだ後の持ち運びや袋自体の選び方においても、知っておくべき決定的なルールが存在します。
水引の「結び切り」と「蝶結び」の決定的な違い
のし袋を選ぶ際、デザインだけで決めるのは危険です。水引結び切り蝶結びの使い分けには厳密な意味があります。
- 結び切り・あわじ結び:一度結ぶと解けない形状。「二度と繰り返してほしくないこと」に用います。結婚祝い、快気祝い、全般の弔事(香典・御霊前・御仏前)に使用します。
- 蝶結び(花結び):何度でも結び直せる形状。「何度あっても嬉しいお祝い事」に用います。出産祝い、入学祝い、長寿祝い、お中元・お歳暮などに使用します。※結婚祝いに蝶結びを使うのは厳禁です。
ふくさ包み方渡し方の所作とカラーマナー
のし袋をバッグやスーツの内ポケットからそのまま取り出して手渡すのはマナー違反です。必ず「ふくさ(袱紗)」に包んで持参します。ふくさ包み方渡し方の基本は以下の通りです。
- 慶事の包み方:ふくさを広げ、中央よりやや左寄りに袋を置き、「左 → 上 → 下 → 右」の順に折り、右開きになるように整えます。色は赤・朱・エンジ・金などの暖色系を用います。
- 弔事の包み方:ふくさを広げ、中央よりやや右寄りに袋を置き、「右 → 下 → 上 → 左」の順に折り、左開きになるように整えます。色は紫・紺・グレー・黒などの寒色系を用います。
なお、紫色のふくさは唯一、慶事と弔事のどちらでも兼用できる万能カラーとして重宝されています。