崎陽軒のシウマイを語る際、ネット上で頻繁に見受けられるのが「シウマイ弁当を買ったのに、陶器のひょうちゃんが入っていなかった」という落胆の声です。しかし、これは完全な事実誤認に基づいています。
白磁の陶器製醤油入れとして有名なキャラクター「ひょうちゃん」が同梱されているのは、単品販売されている「昔ながらのシウマイ(15個入・30個入)」や「特製シウマイ」などの折詰です。「シウマイ弁当」に入っている醤油入れは、安全面と密閉性を考慮したプラスチック製の小瓶となっています。この仕様の違いを知らない一部の購入者が「不良品ではないか」「仕様変更で廃止されたのか」と誤解を拡散してしまう現象が後を絶ちません。
なお、単品シウマイに入っている「ひょうちゃん」は、漫画家・横山隆一氏の描いた初代デザインから始まり、劇団四季コラボ、横浜開港記念デザイン、70周年記念の限定絵柄など、膨大な種類が存在します。コレクターズアイテムとしても人気が高く、中古市場でプレミア価格が付くことも珍しくありません。
また、賞味期限と保存方法に関しても注意すべき点があります。シウマイ弁当の消費期限は、製造から「常温で約17時間(昼便・夜便の製造時間による)」とかなりタイトに設定されています。保存料を極力使わず、伝統の製法で作られている証拠でもあります。
ここで多くの人がやってしまいがちな失敗が「冷蔵庫に入れて保管すること」です。冷蔵庫の冷気に晒すと、せっかくのモチモチとしたご飯が急速にパサつき、元に戻らなくなってしまいます。直射日光や極端な高温多湿を避け、涼しい室温(常温)で保管し、表示された期限内に食べ切るのが本来の美味しさを保つ鉄則です。