ネット上では時折、「転落事故の後遺症が原因でフジテレビをクビになった」「事故の補償金で弁護士になった」といった事実無根の憶測が散見されますが、これらは完全な誤解です。
事故後も菊間アナはエースアナウンサーとして『28ちゃんねる』や『FNNスーパーニュース』などで第一線の活躍を続けました。しかし2005年、未成年タレントとの会食同席問題を契機に無期限謹慎処分を受けるという、アナウンサー人生最大の挫折を経験します。この謹慎期間中、彼女は自身の人生を根本から見つめ直しました。「誰かに用意された原稿を読むのではなく、自らの言葉と知識で人を救い、社会に貢献できるプロフェッショナルになりたい」と決意し、法曹への道を志したのです。
フジテレビに籍を置きながら大宮法科大学院の夜間コースへ通い、睡眠時間を極限まで削って法律の勉強に没頭。そして2007年12月にフジテレビを自主退社し、背水の陣で勉強に専念しました。事故の被害者という枠組みに甘んじることなく、自らの意志で選び取った挑戦だったことが、彼女の足跡から明確に分かります。