間宮夕貴さんのキャリアを語るうえで欠かせないのが、日活ロマンポルノ50周年企画として製作された映画『風に濡れた女』(塩田明彦監督・2016年公開)です。
同作で彼女は、欲望に忠実で野性味あふれるヒロイン・汐里役を熱演。惜しげもなく披露した見事な肢体と、観る者を圧倒するパワフルな演技が高く評価され、第26回日本映画プロフェッショナル大賞で新人女優賞を受賞しました。単なるセクシー描写にとどまらず、人間の生々しい感情とユーモアを体現したこの作品は、日本国内にとどまらず海外の映画祭(ロカルノ国際映画祭など)でも絶賛され、彼女の名を世界に轟かせる決定打となりました。
さらに、石井隆監督のバイオレンス映画『甘い鞭』や、入江悠監督の重厚な人間ドラマ『ビジランテ』など、骨太な映画作品に次々と出演。体当たり演技を厭わない覚悟と、画面を引き締める独特の存在感で、多くの名監督から愛されるミューズとしての地位を固めました。