彼女のライブ現場において特筆すべきは、公式ファンクラブ「TeamAyu」との極めて親密で強固な連帯感だ。ファンは単なる観客ではなく、ステージ上の演出を完結させるための共作者として迎え入れられる。この熱狂のサイクルが、幾度の逆風をも跳ね返す原動力となってきた。
生バンドの重厚なグルーヴと、最先端のエレクトロニック・サウンドが融合したダンス・ポップは、年齢とともに丸くなるどころか、より先鋭的でハードなアプローチへと舵を切っている。息の合ったダンサーたちとともに激しいフォーメーションをこなし、一切の妥協を排して走り抜けるパフォーマンス。そこには、自らの身体性を極限まで削りながら観客と魂を交換する、孤高のパフォーマーの矜持が宿る。