アジアのバーシーンを牽引し続けてきたシンガポールだが、今最も熱い視線が注がれているのが「サステナブル・ミクソロジー」だ。クラシックなカクテルに東南アジア特有のスパイスやハーブ、さらには生ゴミを出さないゼロ・ウェイストの製法を取り入れた革新的なバーが、クラークキーやタンジョン・パガーの路地裏に続々と誕生している。
例えば、自社農園で摘み取ったパンダンリーフやラコタジンをベースにした一杯。口に含んだ瞬間に広がる芳醇な香りは、これまで体験したことのない驚きをもたらす。「世界のベストバー50」に選出された名店では、深夜でも予約が殺到。洗練されたインテリアと心地よい重低音が響く空間で、大人の夜がゆっくりと更けていく。