「雪の女王」というフレーズを聞くと、世界的大ヒットアニメーション『アナと雪の女王』を真っ先に連想する人も多いかもしれない。しかし、両者は同じアンデルセン童話を着想源としながらも、切り取った世界観と表現のベクトルは大きく異なる。
ディズニー版が姉妹愛と自己解放の冒険劇を描いたのに対し、ドラマ版は徹底して生きることの痛みと愛の救済を描いた純度の高いロマンスファンタジーだ。静かな雪景色の中で紡がれる静かな対話、運命の残酷さと向き合う主人公たちの覚悟。エンターテインメントの枠を超えた人間ドラマとしての深みこそが、テレビドラマ版ならではの魅力と言えるだろう。