誰もが羨む関係に見えた二人の結婚生活は、結婚10周年を迎えて間もない2001年2月、あまりにも唐突に終わりを迎えました。トム・クルーズ側から一方的に申し立てられた離婚申請は、世間だけでなくニコール自身にとっても「青天の霹靂」だったと伝えられています。
離婚届に記載された理由は、ハリウッドで通例とされる「和解しがたい不和」でした。しかし、その裏でニコールは突然の通告に激しいショックを受け、当時妊娠初期にあった子供を流産するという悲劇にも見舞われていました。
ニコールはのちのインタビューで、当時の心境を「完全に打ちのめされ、立ち直るまでに長い時間を要した」と赤裸々に語っています。20代の青春のすべてを捧げ、トムの巨大な名声の陰で自らを捧げていた彼女にとって、その別れは自己のアイデンティティを根本から揺るがす過酷な試練でした。