ネット上の口コミサイトやSNSでは、医療制度の仕組みを誤解した書き込みが散見されます。代表的な誤解が「救急指定病院なのに、夜間に行ったら長時間待たされた」という苦情です。
救急外来は「到着順」ではなく、生命の危機度を判定する「院内トリアージ」によって診察順が決まります。自力で歩行できる軽症の患者であっても、後から救急車で搬送されてきた重篤な心筋梗塞や脳卒中の患者がいれば、処置の優先順位は当然後回しになります。このトリアージの原則を理解していないと、「不当に待たされた」という誤った被害感情を抱く原因となります。
また、赤心堂病院の看護師採用や職場の評判に関しても、急性期医療機関特有の業務密度がネット掲示板等で語られることがあります。同院を傘下に持つ哺育会グループは、充実した研修プログラムや24時間対応の院内託児所など福利厚生の充実に注力していますが、急性期ゆえの多忙さや急患対応による緊張感は日常的です。現場で鍛えられるスキルアップやチーム医療の団結力を高く評価する声がある一方で、業務のハードさから離職を考えるスタッフの書き込みが混在するのは、第一線で命を救い続ける急性期中核病院ならではのリアルな側面と言えます。