産婦人科医がエコー検査を行う主目的は、赤ちゃんの性別を調べることではありません。心臓の部屋が4つあるか、脳の血流は正常か、胎盤の位置や羊水の量に問題はないかといった、赤ちゃんの命に関わる重要なメディカルチェックが最優先されます。
そのため、多くの医師にとって性別判定は「健診のついでに行うサービス」に近い位置づけです。ある現役の産婦人科医は、「性別を早く知りたいという親御さんの気持ちは痛いほど分かりますが、エコーは魔法のカメラではありません。へその緒が邪魔をして見えないときは、はっきりと『見えない』と伝えるのが誠実な医療だと考えています」と語ります。