個室に案内された瞬間から、大人の立ち振る舞いが試されています。部屋に入ったらまず確認すべきは席順です。床の間を背にした席が「上座」となり、主客や目上の人に座っていただきます。自分が出入口に近い「下座」に自然に座れるよう配慮しましょう。
和室での注意点として、畳の縁(ふち)や敷居を踏まないことが挙げられます。家紋や美しい刺繍が施された縁を踏むことは、家主への無礼にあたるとされてきた歴史があるためです。足元は静かに滑らかに動かすのがスマートです。
また、手垢や汚れを防ぐため、出された「おしぼり」で顔やテーブルを拭くのは厳禁。おしぼりは手を清めるためだけの道具です。お酒を注ぎ合う際も、おちょこやグラスを両手でしっかり持ち、相手のペースに合わせた心遣いを忘れないようにしましょう。