日本国内において「歯の混入」が大きく報じられた事例を振り返ると、問題の根の深さがよくわかる。青森県の店舗でハッシュポテトを購入した客が口の中に違和感を覚え、吐き出したところ人の歯らしき物体が出てきた事件や、埼玉県の店舗でフライドポテトに異物が混入していたケースなど、公的な検査機関へ持ち込まれた事案は複数存在する。
地方自治体の保健所や外部の分析機関が行った化学分析およびレントゲン検査によれば、検出された異物の多くは「治療痕のある人の歯」や「インプラントの補綴物(ほてつぶつ)」、あるいは「家畜の骨片」であった。検査報告書は、意図的な混入ではなく、生産工程における偶発的な脱落事故である可能性が高いと報告している。顧客に提供されるまでのどの段階で混入したのか、その特定は極めて困難を極める。