彼女の名が国際的な映画関係者の間に一気に轟いた最大の契機は、間違いなく映画『MINAMATA-ミナマタ-』だ。実在の伝説的写真家ユージン・スミスを描いたこの伝記映画で、彼女は主人公の妻であり熱心な水俣病告発運動の活動家でもあるアイリーン役を獲得した。
主演のジョニー・デップと正面から対峙する重責を見事に果たし、彼からもその集中力と情緒豊かな表現力を高く評価された。単なるアシスタント役にとどまらない、強烈な倫理観と情熱を宿した演技は、海外メディアの劇評でも「力強い存在感」「作品の感情的支柱」と大絶賛を浴びることに。この作品を機に、彼女は世界規模での実力派キャストとしてのポジションを不動のものとした。