柏陽の知性を語る上で外せないのが、文部科学省から継続指定を受けているスーパーサイエンスハイスクール (SSH) の取り組みだ。多くの学校においてSSHは「選抜クラスだけの特別活動」になりがちだが、同校では全校規模で高度な理数教育が展開される。
大学レベルの実験器具が揃う理科棟では、生徒自らが設定した仮説をもとに実証実験が繰り返される。先端研究機関や大学教授との直接連携、海外研修での英語による研究発表など、そのスケールは公立高校の水準を遥かに超えている。こうした探究活動で培われる「論理的思考力」「データの数理的分析力」は、近年の大学入試で頻出する記述問題や長文読解において絶大な威力を発揮する。研究と受験勉強が互いにシナジーを生み出す構造が、ここには確立されている。