1988年、男闘呼組は主演映画『ロックよ、静かに流れよ』の公開とともに、邦楽ロックシーンの頂点へと駆け上がりました。従来のアイドル像を根底から覆す本格的なバンドサウンドと、尖ったアウトロースタイルは、当時のJ-POP市場に計り知れない衝撃を与えたのです。
グループ内で哀愁を帯びたハスキーボイスと鋭いギターリフを担当していた成田昭次。スポットライトを浴びる華やかなステージの裏側で、彼がふと見せる少年のようなナイーブさや骨太なロック魂には、地元名古屋で兄と共に育んだ泥臭い反骨精神が色濃く反映されていました。