両社の住宅性能を分ける最大の要因は、採用している構法の違いとそれに伴う設計思想です。
積水ハウス:邸宅感を極める「自由設計」とオリジナル外壁
積水ハウスの真骨頂は、敷地条件や施主の美意識に極限まで寄り添う設計力にあります。鉄骨造の「イズ・シリーズ」では独自開発の制震構造「シーカス」を搭載し、地震エネルギーを熱に変換して吸収。さらに、最高級外壁材「ダインコンクリート」がもたらす重厚な彫りの深さと耐久性は、ブランドの代名詞となっています。
また、木造ブランド「シャーウッド(SHAWOOD)」は、独自の一体接合システムにより木造住宅でありながら大開口・大空間を実現。邸宅としての佇まいや外観の美しさを重視する富裕層・こだわり層から圧倒的な支持を集めています。
セキスイハイム:雨に濡らさない「ユニット工法」と圧倒的な工場品質
一方のセキスイハイムは、建物の約80%を徹底管理された工場内で組み立てる「ユニット工法」を採用しています。建築現場に部材を運び込んでから建てる一般的な住宅と異なり、屋根のある精密な工場ラインで断熱材の施工や配線工事まで完了させます。
据付工事は大型クレーンを用いてわずか1日で雨仕舞いまで完了するため、「構造躯体が建築中に雨水に晒されない」という品質管理上の絶大なアドバンテージがあります。四角い高強度鋼フレームを強固に溶接した「ボックスラーメン構造」は、単体でシェルターのような高い耐震性能を誇ります。