腰パンとは?発祥の歴史から現在ダサいと言われる理由まで徹底解剖

腰パンとは?発祥の歴史から現在ダサいと言われる理由まで徹底解剖

腰パンとは?発祥の歴史から現在ダサいと言われる理由まで徹底解剖について分かりやすく解説いたします。詳細な分析をご確認ください。

腰パンとは、スラックスやデニムパンツをウエストラインではなく、腰骨や臀部(お尻)のラインまで意図的に下げて穿くスタイルの総称です。英語圏では「サギング(Sagging)」、それを実践する人は「サガー(Sagger)」と呼ばれます。

この特異な穿き方の起源は、アメリカの過酷な刑務所文化(プリズン・カルチャー)にあります。アメリカの矯正施設では、受刑者が自傷行為や首吊り自殺、あるいは武器としてベルトを使用することを防ぐため、入所時にベルトの着用が厳しく禁止されていました。さらに、受刑者に支給される囚人服はサイズ展開が乏しく、体格に合わないオーバーサイズのズボンをあてがわれることが常態化していたのです。

ベルトがないため、身体に対して大きすぎるパンツはずり落ち、結果として自然と臀部まで下がった状態になります。出所した元受刑者たちがストリートに戻った際にもそのスタイルを継続し、「過酷な刑務所を生き延びてきたタフな男」というアンチ・エスタブリッシュメント(反体制・反権力)の勲章として誇示したことが、ストリートカルチャーへと転化した決定的な引き金となりました。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。