一言でファンと言っても、その内部は驚くほど多様だ。レンズ越しに最高の瞬間を狙う撮り鉄は、光の角度や車両の編成美に命を懸ける。対して、全線完乗や特定形式の乗り心地を愛でる乗り鉄は、ダイヤグラムの美しさに酔いしれる。
近年ではSNSの普及に伴い、撮影地の情報が瞬時に共有されるようになった。その結果、過密な撮影スポットでのトラブルが表面化することも増えたが、コミュニティ内では自主的なマナー啓発運動も急速に広がっている。美しい写真を残すことと、周囲の安全に配慮すること。その双方を両立させる模索が、現在進行形で続いている。