この場所を語る上で欠かせないのが、運営を手掛ける株式会社ブルーノート・ジャパンの存在だ。南青山の名門ジャズクラブ「ブルーノート東京」で培われたホスピタリティと上質な音響演出が、ここではカジュアルなカフェスタイルへと昇華されている。空間デザインのディレクションには伊藤良宣氏をはじめとする気鋭のクリエイター陣が携わり、NYブルックリン特有の無骨さと洗練されたヴィンテージ感が絶妙なバランスで共存する。
目まぐるしいトレンドの移り変わりが続く飲食・カフェ業界において、一過性のブームに終わらず確固たる地位を築いてきた理由は、この揺るぎない世界観にある。本棚に並ぶ約2,500冊の書籍はすべて自由に閲覧・購入が可能。知的好奇心を刺激されながら食事を楽しむという体験は、日常に心地よい余白を与えてくれる。