J-POPの歴史を俯瞰したとき、彼らが果たした役割は「歌って踊る少年たち」の枠組みを根底から解体したことに尽きる。泥臭いコントに挑み、生放送のアクシデントを笑いに変え、市井の人々と同じ目線で歌う。その姿が、日本のアイドル産業全体のスタンダードを書き換えてしまった。
解散から長い歳月が経過してもなお、彼らの楽曲が街の片隅で鳴り響き、ストリーミングやSNSで語り継がれるのは、楽曲そのものの普遍的な強度ゆえだ。メガヒットを連発した黄金期の楽曲群は、いまや昭和歌謡やシティポップと並ぶ日本のスタンダードナンバーとして定着している。ネット上で熱心に発信を続けるファンたちの活動は、単なる追憶の儀式ではなく、彼らが遺した文化的遺産を現在進行形のポップカルチャーとしてアップデートし続けるための運動なのだ。