推し活を蝕むランダム商法の罠|違法性の境界線と規制の行方を追う

推し活を蝕むランダム商法の罠|違法性の境界線と規制の行方を追う

推し活を蝕むランダム商法の罠|違法性の境界線と規制の行方を追うの要点や背景をコンパクトにまとめました。全体像を一目で把握できます。

Q1:なぜグッズのランダム商法は景品表示法で規制されないのですか?
A1:景品表示法が規制する「懸賞」は、商品購入に伴って付いてくる「景品(おまけ)」が対象です。ブラインドグッズは中身が見えない商品そのものを買っている(商品本体の売買)と法的に解釈されるため、現行の景表法における景品規制が直接適用されないという制度上の隙間が存在するためです。

Q2:確率表記がないブラインドグッズは違法にならないのでしょうか?
A2:現時点では、フィジカルなグッズ販売において各絵柄の封入確率を開示する法的な義務はありません。ただし、特定キャラクターの混入率が極端に低いにもかかわらず「等確率である」と誤認させる表示や宣伝を行った場合は、景品表示法上の「有利誤認表示」に問われる可能性があります。

Q3:ダブったグッズを効率よく処理・回避するための有効な対策はありますか?
A3:会場やSNSでの個人間交換は金銭・発送トラブルのリスクが伴うため、トラブル防止規約を確認した上で行う必要があります。確実性を求めるのであれば、全種揃うメーカー保証付きの「未開封コンプリートBOX」を購入するか、最初から二次流通市場で欲しい絵柄のみを指名買いする手法が最も経済的損失を防げます。

中川 明日香
著者

中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。