新潟県内で発生する行方不明事案は、大きく分けて「山岳・里山エリア」と「平野部・市街地エリア」の2つの明確な傾向があります。中越や上越、魚沼エリアをはじめとする山間部では、季節の変わり目を中心に山菜採りやトレッキング中の遭難が集中して発生。一方、新潟市や長岡市といった人口密集地では、認知症を患う高齢者が自宅や介護施設から外出し、そのまま足取りが途絶えるケースが目立ちます。
事案の発生から初動までの時系列を検証すると、多くのケースで「日没前後の帰宅遅れ」をきっかけに家族が異変に気づき、警察へ通報が寄せられています。特に山林部では、入山予定時間を過ぎても下山連絡がないことで捜索が開始されるものの、携帯電話の電波が届かないエリアも多く、正確な入山ポイントの特定に時間を要する事態が少なくありません。