そもそも、なぜ彼は常にベレー帽を身につけているのでしょうか。その背景には、サンリオが紡いできた綿密で温かな公式設定が存在します。
ポムポムプリンの正体は、1996年に誕生したゴールデンレトリバーの男の子です。のんびり屋で人懐っこい性格の彼は、ある日、飼い主であるお姉さんからこげ茶色のベレー帽をプレゼントされ、頭に乗せてもらいました。その帽子を彼自身が非常に気に入り、どこへ行くにも手放さなくなったというのが、ベレー帽を愛用する決定的な理由です。
デビュー当初、サンリオ社内では「ぼく、プリン」という仮称で呼ばれていましたが、黄色い丸い体型に茶色のベレー帽をかぶった姿が「まるでカスタードプリンのようだ」と言われたことから、「ポムポムプリン」という正式名称が定着しました。つまり、帽子は単なる装飾品ではなく、彼のアイデンティティそのものを決定づけた象徴的アイテムなのです。