検索エンジンで彼女の名前を入力した際、候補に現れる「引退」という不穏なワード。この出所を辿ると、ファンを騒然とさせたかつてのリアルな引退危機に突き当たります。
代々木アニメーション学院福岡校・東京校を経て声優デビューを果たした彼女ですが、初期のキャリアは決して平坦ではありませんでした。2011年春、デビュー当初に所属していた事務所を離れてフリーランスとなった時期、思うように仕事が決まらない深刻な低迷期に直面します。
当時の様子について、本人は過去の特番インタビューや自著・手記などで赤裸々に語っています。「これが駄目なら実家の福岡に帰って声優を辞める」と固く心に決め、まさに最後の挑戦として臨んだオーディションこそが、2012年放送の『ガールズ&パンツァー』でした。
退路を断った背水の陣で掴み取った西住みほ役が空前のヒットを記録し、彼女の声優生命は劇的につながることとなります。「あのとき諦めずに挑んで本当に良かった」と振り返るこのエピソードは、ファンの間で伝説的な美談として語り継がれており、その歴史的背景が現在の検索エンジン上でも「引退説」という形で痕跡を残しているのです。