臨床現場やSNSのコミュニティ(Xや知恵袋など)を検証すると、自己判断や誤診によって何ヶ月も苦しんだ患者たちの生々しい声が数多く見受けられます。
「背中の痒みと赤みをアトピーの悪化だと思い、以前もらったステロイドを1ヶ月塗り続けたら、背中一面が真っ赤なブツブツだらけになりパニックになった」「皮膚科を変えて顕微鏡で見てもらったら、数分でマラセチア毛包炎と判明。抗真菌薬のローションに変えてわずか10日で跡形もなく治った」という体験談は氷山の一角です。
皮膚科専門医へのヒアリングによると、特に夏場やスポーツ後、あるいはサウナ通いが習慣化している人において、アトピーの基礎疾患の上にマラセチアが重感染するケースが頻発しています。患者側は「アトピーが悪化した」と解釈してステロイドの塗布量を増やし、結果として病態を泥沼化させてしまう悪循環が現場の大きな課題となっています。