トランジットスチーマーラインを利用する上で、最も警戒しなければならないのが夜間水上ショー「ビリーヴ!〜シー・オブ・ドリームス〜」に伴う運行休止の存在です。
運休となる最大の理由は、メディテレーニアンハーバーの海域全体が巨大なショー会場へと変貌するためです。バージ(船台)の事前配置、パイロ(花火)やプロジェクションマッピング演出に伴う安全水域の確保、さらには水中ケーブルの展開など、リハーサルを含まない本番前であっても航行は極めて危険を伴います。公式の運行計画によると、ショー開演の約1時間半〜2時間前にはハーバーを発着・通過する便の案内が打ち切られます。
この時間帯に入ると、以下のような運行規制が敷かれます。
まず、エントランス直近の「メディテレーニアンハーバー乗り場」は完全クローズとなります。また、ケープコッド発の「一周遊覧ルート」も、ハーバーの中央を通過できなくなるため運休を余儀なくされます。
ただし、現場ではゲストの移動手段を完全に断たないよう、特殊な代替ルートが組まれる日があります。それが「ロストリバーデルタ発 〜 ケープコッド行き」またはその逆となる臨時片道便の運行です。ハーバー海域を避け、川のエリア(ミステリアスアイランドの脇からポートディスカバリー、アメリカンウォーターフロントの運河)だけを往復する特別ダイヤです。
しかし、天候やショー準備の進捗によっては全ラインが完全運休となるケースも珍しくありません。「夜は船でエントランスまで帰ろう」と安易に考えていると、ショー終了後の大混雑の中で徒歩移動を強いられることになるため、東京ディズニーリゾート公式アプリで当日の運行スケジュールを1時間刻みで確認することが鉄則です。