「スポーツ推薦の生徒ばかりで、進学実績は疎かになっているのではないか」という懸念は、受験を検討する保護者から最も多く寄せられる疑問のひとつです。しかし、公表されているデータや卒業生の進路状況を検証すると、意外なほど手堅い出口戦略が見えてきます。
直近の神辺旭高校の進学実績を俯瞰すると、国公立大学への合格者は年によって数名から10名程度を記録しており、広島大学、尾道市立大学、福山市立大学、広島県立大学などの地元公立大学に合格者を送り出しています。一方でボリュームゾーンとなるのは私立大学進学で、広島修道大学、安田女子大学、福山大学、近畿大学工学部、倉敷芸術科学大学、環太平洋大学などの中四国圏の私立大へ多くの生徒が進んでいます。
ここで特筆すべきは、指定校推薦枠および総合型選抜(旧AO入試)の強さです。長年にわたる部活動の実績や、真面目な校風が評価され、体育系・教育系・福祉系の大学から豊富な指定校推薦枠が寄せられています。特に体育科の生徒は、全国大会出場の競技実績やリーダーシップをアピール材料として、日本体育大学、中京大学、大阪体育大学、環太平洋大学などの名門体育系学部へ推薦で進学するルートが確立されています。普通科においても、文武両道を実践した生徒が総合型選抜で高い自己表現力を発揮し、志望校の現役合格を掴み取る事例が定着しています。