現代において広く親しまれているアップテンポな「南中ソーラン」の流れを汲むアレンジでも、氷川きよしはその真価を遺憾なく発揮しています。厳しい北の海に立ち向かう男たちの生き様を描いたソーラン節の歌詞の世界観を、全身を使ってダイナミックに具現化します。
「ヤーレンソーラン」の掛け声一つをとっても、単なる民謡の合いの手ではなく、生命の歓喜を叫ぶかのようなエネルギーに満ちています。伝統への深い敬意を払いながら、現代的なビート感と情熱的なシャウトを織り交ぜるアプローチは、氷川きよしという稀代のボーカリストだからこそ成し得た解釈といえます。