一度水っぽくなってしまった八宝菜を電子レンジでただ温めるだけでは、元のとろみは戻りません。とろみをしっかりと蘇らせるなら、フライパンや小鍋を使った再加熱が最も確実です。
手順はシンプルです。フライパンに冷えた八宝菜を移し、中火で全体がぐつぐつと沸騰するまで温めます。軽度の離水であれば、でんぷんが再活性化してとろみが戻ることもあります。しかし、野菜から水分が多く出ている場合は、弱火に落とした上で「水1:片栗粉1」の割合で溶いた水溶き片栗粉を少しずつ回し入れましょう。
ここで失敗しないための鉄則は、水溶き片栗粉を加えた後、中火に戻して最低でも1分間はしっかり沸騰させ続けることです。片栗粉の中心部まで熱が通ることで糊化(こか)が完了し、粉っぽさが消えて冷めにくくツヤのある極上餡へと仕上がります。仕上げにごま油を数滴垂らせば、出来立てを凌駕する香ばしさが立ち上がります。