ネット上の情報で最も大きな誤解が生じているのが、「道の駅の駐車場は誰でも自由に車中泊してよい場所である」という認識です。この誤った解釈が、各地で施設管理者や地元警察を巻き込むトラブルに発展しています。
国土交通省の公式見解として明示されている通り、道の駅の駐車場はあくまで「道路利用者の円滑な通行を確保するための無料の一時休憩施設」です。長時間の運転による過労や眠気を防ぐための「仮眠」は認められているものの、車外にテーブルや椅子を広げる行為、コンロ等を用いた調理、オーニングの展開、そして何日にもわたる連泊は「キャンプ行為・不法占拠」とみなされ明確に禁止されています。
夜間の防犯体制や騒音環境も盲点のひとつです。幹線道路沿いの道の駅では、大型トラックのアイドリング音や冷蔵冷凍車のコンプレッサー音が深夜を通じて鳴り響くため、耳栓なしでは一睡もできないケースがあります。さらに、治安維持や節電の観点から「夜間22時以降は公衆トイレの一部個室を施錠する」「売店建屋周辺の街灯を大幅に減光する」自治体も増えています。車中泊を前提とした旅を計画するならば、利用規約が明文化され、専用電源やゴミ処理が担保された有料のRVパークを予約するのが確実です。