テラヘルツ鉱石の危険性や副作用の真相|怪しい噂と偽物の見分け方を検証

テラヘルツ鉱石の危険性や副作用の真相|怪しい噂と偽物の見分け方を検証

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インターネット上で最も読者の不安を煽っているのが、「テラヘルツ波から出る放射線で被曝するのではないか」「強力な電磁波で健康被害が出るのではないか」という懸念です。 結論から述べると、テラヘルツ鉱石から人体に有害な放射線が出ることは科学的にあり得ません。物理学において「テラヘルツ波」とは、電波と光の中間に位置する周波数0.1THz〜10THz(波長およそ30μm〜3mm)の電磁波を指します。レントゲン撮影で使われるX線やガンマ線のような「電離放射線」とは根本的に異なり、原子から電子を弾き飛ばして細胞のDNAを直接損傷するような高いエネルギーは持ち合わせていません。可視光線や赤外線と同じ「非電離放射線」に分類されるため、被曝リスクは完全に否定されます。 また、「電磁波障害」を心配する声についても、物質の熱力学的な法則を理解すれば過度な恐れは解消されます。テラヘルツ鉱石の正体は、半導体の原料にも使われる人工の高純度ケイ素(シリコン)です。外部から電源を供給したり、強力なレーザーを照射したりしない限り、常温で置かれた鉱石が人体に危害を及ぼすほどの高出力電磁波を持続放射し続ける現象は物理的に発生しません。 人体を含むあらゆる物質は、絶対零度(-273.15℃)を超えていれば、自らの温度に応じた極めて微弱な黒体放射(熱放射)としてテラヘルツ領域の電波・赤外線を自然に放射しています。鉱石から出ているとされる波長もその熱放射の延長線上に過ぎず、総務省の電波防護指針や世界保健機関(WHO)の基準に照らし合わせても、健康被害を誘発するような危険レベルには到底及ばないのが事実です。

佐藤 大輔
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佐藤 大輔

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