インターネット上では長年、「PTAからの抗議で放送打ち切りになった」「過激な風刺表現にBPOや放送倫理のメスが入った」という言説が都市伝説のように囁かれてきました。しかし、打ち切り説は明白な事実無誤です。
当時の放送スケジュールや公式記録を確認すると、2001年10月6日から2003年9月27日まで、丸2年間にわたり全100話が完結まで放映されています。日本のテレビアニメにおいて、当初から2年間(4クール×2=8クール相当)の長期枠を確保し、予定通り第100話で大団円を迎える作品は極めて稀です。ゲーム『星のカービィ 夢の泉デラックス』や『エアライド』のプロモーション展開とも見事に合致しており、商業的・企画的にも計画を全うした大成功プロジェクトでした。
最終回(第96話〜第100話に及ぶ最終決戦編)では、これまでギャグキャラとして描かれていたデデデ大王やエスカルゴンも巻き込み、プププランドの住民が一致団結して敵の本拠地「ナイトメア要塞」へ突入。普段は天真爛漫なカービィがスターロッドを手にし、悪夢を司るナイトメアを打ち滅ぼす結末は、それまでの風刺劇を忘れさせるほどの王道少年漫画的カタルシスをもたらしました。