Q1:良い意味(褒め言葉)として「五十歩百歩」を使うことはできますか?
A1:できません。五十歩百歩は「欠点や過ち、劣っている点がある」ことを前提とした言葉です。優れた成果や互角の好勝負を称える場合は、「甲乙つけがたい」「伯仲している」「互角の勝負」といった肯定的な表現を用います。
Q2:五十歩百歩の数字(五十・百)には具体的な距離の基準があるのですか?
A2:古代中国の長さの単位である「歩(1歩=約1.3〜1.5m程度)」がベースですが、故事の中では「逃げた距離の長短」を象徴的に対比させるための比喩であり、実測値を議論するものではありません。
Q3:英語で「五十歩百歩」を表現したい場合はどう言えばいいですか?
A3:定番のイディオムとして"The pot calling the kettle black."(鍋がやかんを黒いと呼ぶ=自分の欠点を棚に上げて人を責める)が最もニュアンスとして近いです。また、単に「大差がない」という意味では"Six of one and half a dozen of the other."(一方は6個、もう一方は半ダース=同じこと)がよく使われます。