古久家の歩みは、終戦直後の昭和22年(1947年)に始まります。甘味喫茶としてスタートした同店は、やがてラーメンや中華料理の提供を本格化させ、復興期の藤沢の人々の胃袋と心を支えてきました。
最大の特徴は、創業当時から受け継がれる「安心・安全で手作りの味を、手頃な価格でお腹いっぱいに」という実直な哲学です。セントラルキッチンに依存しすぎず、自社製麺工場で毎日打ち立てられるモチモチの自家製麺、じっくり煮出した豚骨・鶏ガラスープ、そして熟練の職人が鍋を振るう餡かけは、大量生産のチェーン店では決して出せない深い滋味を持っています。
親から子へ、子から孫へと3世代、4世代にわたって通う常連も珍しくなく、まさに藤沢のソウルフード中華としての確固たる地位を築き上げています。