どんなに過酷なトレーニングを積んでも、筋肉の材料となる栄養が不足していれば筋肉は削ぎ落とされてしまいます。米軍における肉体作りの裏側には、緻密なカロリー計算とサプリメンテーションの体系化があります。
一般的な成人男性の摂取カロリー目安が約2,200kcalであるのに対し、訓練期間中の米軍兵士の食事カロリー量は1日あたり3,500kcal〜4,500kcal、極限環境下の作戦行動中には5,000kcalを超えるケースも珍しくありません。米軍基地内の巨大な食堂(DFAC)では、高タンパクな赤身肉、鶏胸肉、サーモン、卵、複合炭水化物(オートミールや玄米)が山盛りに提供され、兵士たちは徹底したマスアップを図ります。
また、米軍サプリメントプロテイン活用法においては、米国防総省が運営する「OPSS(Operation Supplement Safety)」という極めて厳格なプログラムが適用されます。兵士が口にするプロテインやクレアチンは、禁止薬物混入リスクを完全に排除した第三者機関認証(Informed-ChoiceやNSF Certified for Sportなど)を受けた製品に限定されています。
訓練直後のホエイプロテイン補給に加え、米軍筋肉増量プログラムでは就寝前のカゼインプロテイン摂取やクレアチンモノハイドレートの定時補給をルーティン化し、24時間体制で筋合成のスイッチを入れ続ける設計がなされています。