表向きはクリーンなリラクゼーションを謳う添い寝サービスですが、その構造上、重大な危険性と法的なトラブルが常に隣り合わせにあります。特に「時給が高いから」と安易に応募する女子学生やフリーターの間で、「添い寝バイトは危険」という警鐘が鳴らされ続けています。
関係省庁や警察の捜査データ、報道各社の取材によって明らかになっている主なトラブル事例は、以下の3つに集約されます。
1. 密室における強制わいせつと「裏オプ」強要
特に危険度が高いのが出張型のサービスです。客が手配したホテルの客室や自宅という完全な密室にキャストが1人で入るため、入室直後に鍵をかけられ、規約違反である性的行為(いわゆる裏オプション)を力ずくで強要される事件が後を絶ちません。「追加で2万円払うから触らせろ」「断ったらどうなるか分かっているのか」と脅迫され、恐怖心から拒絶できずに被害に遭うアルバイト女性が続出しています。一部の悪質な店舗では、運営側がこうした裏オプの横行を黙認し、実質的な無店舗型ヘルスとして違法営業していたとして、警察に摘発された事例も存在します。
2. キャストのストーカー化と個人情報の流出
添い寝は物理的な距離がゼロになるため、客側に強い心理的愛着や「疑似恋愛感情」が芽生えやすい特徴を持っています。その結果、勤務終了後に店舗の出口で待ち伏せされたり、SNSのアカウントを特定されて付きまとい行為を受けたりするストーカー被害が深刻化しています。キャスト側が好意を持たれたと勘違いして私的な連絡先を渡してしまい、後に金銭トラブルや脅迫に発展するケースも報告されています。
3. 客側を標的にしたぼったくりと美人局(つつもたせ)詐欺
危険にさらされるのはキャスト側だけではありません。悪質な無許可店舗や個人営業のマッチングサイトを利用した客が、法外な料金を巻き上げられるトラブルも多発しています。入店前の説明では「60分8,000円」と聞かされていたにもかかわらず、退店時に「部屋代」「シーツ交換料」「深夜チャージ」といった名目で10万円以上の請求書を突きつけられ、屈強な男性スタッフに囲まれてATMへ連れて行かれるという事件が実際に発生しています。