ホテル川久のもう一つの大きな魅力は、敷地全体が芸術空間として開放されている「川久ミュージアム」と、名湯として知られる南紀白浜温泉を引いたスパエリアです。
2020年に本格始動した「川久ミュージアム」では、宿泊者はもちろん、事前予約または当日チケット購入によって日帰りの館内見学が可能です。エントランスの金箔天井だけでなく、展示室や通路にはサルバドール・ダリのブロンズ像、マルク・シャガールの版画、ヘンリー・ムーアの彫刻、日本画壇の巨匠・横山大観の作品などが惜しげもなく並んでいます。オーディオガイドアプリを利用すれば、建築に使用された世界各国の素材や歴史的背景を深く学びながら鑑賞できます。
一方、温泉施設「ロイヤルスパ」は、田辺湾の海景色を目前に望む開放的な展望露天風呂やシルク風呂、本格サウナを完備。もうひとつの大浴場「悠久の湯」では、銘木や陶器の温もりに包まれた重厚な和の風情を味わえます。泉質はナトリウム-塩化物泉で、湯冷めしにくく肌をしっとりと包み込む名湯です。
なお、日帰り入浴については注意が必要です。ホテル川久では宿泊客のプライベート空間と上質な静寂を保護するため、一般的な銭湯感覚での単体日帰り入浴は常時開放されていません。日帰りで見学や温泉を楽しみたい場合は、「川久ミュージアム見学チケット」付きのランチプランや、期間限定の日帰り温泉プランが提供されているかを事前に公式ホームページで確認・予約することが必須となります。