Q1:インフルエンザの腰痛に対して、手元にあるロキソニンを今夜だけ飲むのは本当にダメですか?
A1:自己判断での服用は推奨されません。ロキソニン(ロキソプロフェン)は優れた鎮痛薬ですが、インフルエンザ流行期の急性期発熱・関節痛において、NSAIDsの不用意な服用はインフルエンザ脳症の増悪や急性腎機能障害を引き起こすリスクが指摘されています。特に15歳未満の小児や脱水が疑われる状態では重大な禁忌となります。市販薬を購入または服用する場合は、安全性の確立されている「アセトアミノフェン」単一成分の解熱鎮痛薬を選択してください。
Q2:熱が下がったのに腰の痛みだけが治りません。何日くらい様子を見るべきですか?何科を受診すべきですか?
A2:平熱に戻ってから3〜4日程度は、寝たきりによる筋肉のこわばりや炎症残渣として腰痛が続くことは一般的です。しかし、解熱後1週間以上経過しても痛みが軽減しない場合や、歩行が困難なレベルの痛みが続く場合は「整形外科」を受診してください。万が一、足の痺れや力が入らない感覚、排尿の異常がみられる場合は、神経障害の恐れがあるため数日待たずに即時受診が必要です。
Q3:腰が痛くて寝返りも打てず、一睡もできません。何か即効性のある裏技はありますか?
A3:直ちに実践できる最も効果的な方法は「膝下クッション」と「アセトアミノフェンの適時服用」の組み合わせです。平らな布団に寝ると腰椎が引っ張られて激痛が走るため、座布団や丸めた毛布を膝の下に入れ、膝を軽く曲げた状態を作ってください。これにより腰椎を支える大腰筋の緊張が一気に緩み、痛みのレベルが大幅に軽減されます。また、脱水は筋肉の痙攣痛を悪化させるため、常温の水や経口補水液を枕元に置き、一口ずつこまめに飲むことも必須です。
Q4:インフルエンザにかかる前から慢性腰痛持ちでしたが、関係はありますか?
A4:大いに関係があります。もともと椎間板の変性や腰部の筋緊張を抱えている方は、その部位の痛覚受容器が平時より過敏になっています。そこへインフルエンザ感染によるプロスタグランジンの大量放出と、咳やくしゃみによる機械的負荷が加わることで、既存の腰痛が「爆発的な激痛」へと悪化するパターンが非常に多く見られます。解熱後も痛みが残存しやすい傾向があるため、より慎重な安静管理が求められます。