やる気のない社員はなぜ増える?放置の危機と2026年最新対応策

やる気のない社員はなぜ増える?放置の危機と2026年最新対応策

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編集部がビジネスコミュニティや現場取材を通じて得た証言からは、ステレオタイプな「問題社員」像とは異なる、生々しい現実が浮き彫りになります。

都内のIT企業で働く30代の元主任は、自身の「ぶら下がり化」について次のように告白します。

「以前は誰よりも早く出社し、新規プロジェクトも率先して引き受けていました。しかし、リーダーに昇格しても裁量は与えられず、経営陣の朝令暮改に振り回される毎日。いくら成果を出しても『若手育成枠』として昇給は見送られ、逆に成果を出さない年配層が高給を得ている現実を知ったとき、心の中で何かの糸が切れました。今は定時きっかりにPCを閉じ、言われたタスクしかやりません。この会社に魂を売るのをやめただけです」(30代・Webディレクター)

一方で、管理職側からも悲痛な声が聞こえます。

「何を言っても『分かりました』と無表情に答え、提出物は締め切りギリギリでクオリティも及第点スレスレ。注意すればパワハラと言われかねず、1on1を実施しても沈黙が続くだけで胃が痛みます。他のメンバーからは『なぜあの人を野放しにするのか』と突き上げられ、中間管理職が板挟みになって精神的に追い詰められています」(40代・製造業課長)

こうした声が示すのは、やる気のない社員を単なる「悪者」として排除しようとするアプローチの限界です。本人が抱える業務適性の不一致、評価への絶望感、あるいは家庭や健康上の問題など、水面下の要因を解き明かさない限り、根本的な解決には至りません。

山田 真由
著者

山田 真由

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