ネット上には「お湯でドリップしたものを氷で急冷するより、水出しの方がカフェインが劇的に少ない」という言説が散見されますが、これは半分正しく、半分は誤解です。
確かにカフェインの溶解度は水温に大きく依存するため、低温の水で短時間抽出した場合は溶出量が抑えられます。しかし、水出しコーヒーパックは8時間から10時間という極めて長い時間をかけて抽出します。日本食品標準成分表や各種研究所の溶出試験データを確認しても、時間をかけたコールドブリューの最終的なカフェイン濃度は、通常のドリップコーヒーと比べて1〜2割減程度に留まり、「夜に何杯飲んでも眠れるほど微量」になるわけではありません。
カフェインの刺激を本格的に避けたい場合は、製法に頼るのではなく、迷わず最初から原材料がカフェインレス処理された商品(無印良品の水出しカフェインレス等)を選択するのが論理的な正解です。