足の小指をぶつけた激痛は骨折?打撲との見分け方と危険なサイン

足の小指をぶつけた激痛は骨折?打撲との見分け方と危険なサイン

足の小指をぶつけた激痛は骨折?打撲との見分け方と危険なサインについて見逃せない 理由を分かりやすく解説いたします。

ネット上の掲示板やSNS、知恵袋等のコミュニティでは、毎日のように「足の小指をぶつけたが病院に行くべきか」という相談が投稿されています。そして、それに対する回答の中には「小指くらいなら病院に行っても湿布を出されるだけで意味がない」という無責任なアドバイスが散見されます。しかし、現場の生の声と長期予後を検証すると、現実は全く異なります。

「たかが小指」と自己判断で放置した患者の手記や臨床症例報告では、以下のような切実な告白が数多く記録されています。

「受傷して1ヶ月後、痛みが引いたと思って革靴を履いたら、激痛で歩けなかった。慌てて整形外科に行くと、小指が外側に曲がった状態で骨が固まる『変形治癒』を起こしており、再骨折させて整復するか、靴の内側を削るしかないと言われた」(40代男性会社員・受診手記より)

「骨がくっつかない『偽関節(ぎかんせつ)』になってしまい、天気が悪くなるたびにズキズキと疼く痛みが何年も消えない」(30代女性・SNS投稿より)

具体的な足の小指骨折放置の後遺症リスクには、以下の3点が挙げられます。

第1に「変形治癒による慢性バニオン形成」です。小指が外側を向いて固まると、靴の側面に骨が常時接触し、慢性的な滑液包炎(内反小趾様の強い痛み)を生涯抱えることになります。
第2に「歩行バランスの崩壊に伴う二次障害」です。小指をかばう歩き方が数ヶ月定着することで、足底腱膜炎、アキレス腱炎、さらには同側の膝痛や股関節痛、腰痛へと痛みの連鎖が波及します。
第3に「偽関節化による慢性疼痛」です。固定されずに動き続けた骨の断端は骨癒合を停止し、関節のようになってグラグラと不安定な状態が残存します。こうなると保存療法での治癒は極めて困難となり、骨癒合を促す手術を余儀なくされるケースもゼロではありません。

山崎 陸
著者

山崎 陸

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